FIRE ENDURO 2012開幕戦 in 茨城MX408

最初に言っておくが俺はエンデューロがあまり好きじゃない。と言ってもやったこともないから食わず嫌いなうえに勝手なイメージだけで思い込んでるんだが、ヌタヌタやガレガレみたいな難所をクリアってのもそれはそれで超難しいのも分かるし上手な人はカッコイイと思うけど、じゃあ俺がやれるかって言うとそれは勘弁という話。俺のバイクに対する基本コンセプトは“如何に少ない労力で、如何にカッコ良く走るか”ということに集約されるのでエンデューロとはどうあっても相反することになる。でも一回くらいやってみてもいいんじゃないの？408なんだからいわゆるエンデューロじゃなくてちょっと長い時間を周回するようなモンだろ？疲れてきた時こそ自分の弱点なんかが見えて来るんじゃないの？てな具合に参加を決めた。当日エントリーで9000円、たっけぇー。

時計をくくり付けてみたけど結果的には見る余裕もないし役にたたなかった。

練習走行

ファイアエンデューロの時は特設コースを使うってのは一応知っていた。レース前日に練習に来るとスネークの下りからミニコースにつなげてるところとかも過去に見たことがあったので、基本コース＋ミニコース走るんだろ？て思ってたら全然ちげーよ、この野郎！ちょっとミスったら池ポチャじゃんこれ、裏のストレート以外まともに走れやしねえ！てな具合にオタオタしてたら練習時間が終わってしまった。

79分コンペクラス

俺が今までの練習で一番長いこと走った時間は多分25〜30分だろう。79分てごまかしてるけど詰まるところ1時間20分だろ？普段のヒーローズ8HEAT分だしょ？完走するイメージがまっったく湧かないままスタート位置につく。マーシャルの後ろについて1周したあとにスタートとのことだが、俺はその1周でコケたりエンストこいたりしないかが心配で先のことなんか考えてる余裕なんてもんはない。とにかく最初は様子見で…と思ったらうわっみんな速っ、マジでこんなんで79分走るの？と思ったが始まってしまったものはしょうがないのでとにかく走る。それにしても抜かれる一方で誰かに追いつく気配が全くしないぞこりゃー。コンペ最下位確定か？と思いながらも20分くらい経過すると徐々に体が慣れてくる。タイトコーナーが苦手だからって別に他のセクションでも抑え気味にする必要なんてよく考えたらないもんね。ここらへんで市販車クラスと思われる数台をパスしたあとWRの方に追いつき、ちょっとしたバトルが発生。ストレートや自分が気持ちよく走れる部分はマシンの性能差で前に出られるんだけど、細かいセクションに入ると上に乗ってる人間の性能差で追いつかれたり、抜かれたりみたいな展開。やっと前に出たと思っても全然離せないどころかエンストかまして再び追いかける展開に。多分ここらへんでベストラップが出てたと思うんだけど、意外に1時間くらい走れてしまうものだ。「ハァハァあとこれがどのくらい続くんだ」と思った所で残り10分ボード、10分あればまだ追いつける！ちゅーかあと10分てこれから1HEAT分走れとかキツすぎるだろ！しかし諦めるのも嫌なので速い人にラップされながらもWRを追いかけると残り4分くらいで再び前に出ることが出来た。クラスは別だろうが勝った！勝ったぞ！と思ったのにここで再び痛恨のエンスト。ぬああああ！今までの数十分がたった一回のエンストでパーやないかあアアアア！足攣ったあああああ！こ、これがエンデューロの怖さか…と無念のフィニッシュ。

総評

79分コンペノービスクラス2位でした！と言えば聞こえはいいがこんだけラップされたら凹みますよもう。なんというかスプリントだとセクションごとの走り方を学習しておいてえいっとやれば運良く上位みたいなことがあるけど、79分もあると実力差がモロに出て誤魔化しがまったく効かないんだなー。細かいセクションなんかは「イン苦手だからアウトいっとこ」みたいな事も出来ないし、技術の総合力みたいのものを試されてる感がすごいあった。もっと言うと「ああ…俺ってバイク乗るの下手くそなんだな」と思い知らされたといいますか。ベストラップと平均ラップのタイム差が15秒あったけど、ベストラップで走り続けられないと話にならんがな。「こ、こんな当たり前の事実を突きつけられるために俺は9000円も払ったのかよ？フヘヘ…」と考えると少し涙目ですがジャージと帽子貰えたのでまぁいいや。このレース全部出ると15万円分の商品券のチャンスがあるという話だ。せっかく出たんだから全部出たい。けど仕事だったら出らんない。なので提唱したいのはその抽選時に参加回数だけ自分のクジを追加出来るようにして欲しいということだ。一回参加だと1/50のところが4回参加すれば4/53になるみたいなシステムでどうですかね？でも最終戦に参加してない人に当たったら現場の空気的には最悪だなぁ。

最初の脱落者である。外装の増し締めが必要なのは前から分かっていたけどこんなところが飛ぶなんて予想の斜め上だぜベイビー