蹴飛ばされて 転がってく 空き缶とかわらない毎日

HERO'S for Adult 2012開幕戦

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「そういえば今年初乗りだわー」とか言ってたけど一回走ってたので訂正してお詫び申し上げます。
ここ二週間くらい風邪で体調が悪くロクに練習も出来てなかったけどモトビなら何回も走ってるし平気だろと思ったらちょこちょこレイアウトが変わっていた。

練習走行

一見普通に見える路面がガチガチに凍っていて乾いているところとの区別がまったくつかない。ちょっと開けたらすぐにお尻を振ってしまい、いくべきところでいけず、自重すべき場所で半回転してしまい感覚が全然つかめねー。軽く転倒しつつ時間いっぱい練習するがどうなることやらといった感じだった。自分より上のクラスの人が走りにくそうにしているときはなんかしら理由がある、と最初に思ったのはいつの頃だったか。

予選

とりあえずノービスでエントリーしたけど普段順位を争ってる人がミドルでエントリーしていたのを思い出し(その人はお休みだった)ミドルに上がるなら上がるでいいやと思ったら上がれなかった。というか自分より前の人までが全員昇格したので、俺捕手、バイク転向3年目でついに初勝利みたいな見出しが頭に浮かんでしまって離れなくなってしまったのだが、こういう時には得てして罠が待ち構えているものである。

HEAT1

他のクラスのスタートを見ているとどうも路面がちゅるっててバイクが前に出ないっぽいので慎重にスタートしようと決意。っしゃゴー!ああ〜前に全然進まねーと思ってたら周りもなかなか前に出てこないのでなんとか3番手で第一コーナーを回る。そのまま順位をキープしながらずるずると遅れていると「ああー(俺)が遅れだしたか〜?」みたいな実況が耳に入ってきやがる。別に発奮したわけでもないが5周くらいを過ぎたあたりで前2台との差がじりじりと縮まってきたではないですか。といっても自分が勝負できそうなところって第一コーナーしかないんだよなぁと思っていたらちょろっとインが空いたのでなんとかねじこんで2位浮上。このペースならトップも狙えるぜぇと思ったけどインはがっちりブロックされてるし差は思ったより縮まらないしでL1が出る。後ろともちょっと差がついたのでここらへんで勘弁してやるぜと順位キープに切り替えて2位フィニッシュ。

HEAT2

午前に比べるとかなりコンディションも良くなってきた。つまりこれは俺がホールショットを取ってそのあとインをがっちりブロックすれば優勝決定だと何故か思い込んでいた。よくわからないがスタートだけは絶対いける気がしていたのだ。結果的に第一コーナーをトップで通過したときには「っしゃあああ勝ったあああああ」と思ったのだけど1周もたずに2台にパスされる。なぜ?と疑問に思うまもなくちょっとふたりとも速すぎんよー。ああ…こりゃ3位で総合も3位になるパターンかよと思ってたら1台がエンストしたっぽく、なんとか2位浮上。まぁこれで2位以上は確定だろうと余裕をぶっこいていたらフープス手前のコーナーでコース外に危うくはじき飛ばされそうになりながら3位後退。チッキショーそっちがその気ならやってやンぜ!と思ったのに差は開くばかり。ああ…こりゃ(ryと思ってたらさらに後ろから突っつかれる始末。なんだよこれ?どいつもこいつもHEAT2になって速くなりすぎじゃねーのか?ここで本来トップに立った時点で使うはずだった必殺技のひたすらインを固めて抜かせない作戦にでる。これが功を奏したか気づいたら前との差がかなり詰まってきたと同時にL1ボード。ここしかねえ!と第一コーナーを同時に回ればあとはバイクの性能差で前に出られる筈さー!となんとか横をすり抜けて2位浮上。あとは自分でもびっくりするくらいのみっともなさでインだけを死守してなんとか2位フィニッシュ。

総評

2/2で総合2位。ぬああああ2位じゃダメなんだよ!だってシャンパン振れねーじゃんか!一回でいいから表彰台の一番高いところに上りたいんだよ俺はあああああ!もしかしたらそのこと自体に大きな意味はないかもしれないし、上のクラスで健闘したほうが達成感はあるのかもしれないけど、一回で!いいから!優勝したって事実が欲しいんだ俺はあああああ!でも優勝したのって前はミニモトでエキスパートとかジュニア走ってたお方でしょ?なんだよじゃあ実質勝利じゃねえかってわけにはイキマセンカネ?でも考えてみるとHEAT勝利ですらビギナーの時の一回しかないんだよな、あと骨折するまえのHEATも2位だった。ヒーローズだとここらへん実力も大事だけど巡り合わせとか運がなきゃ勝てないような気がしている。その巡り合わせが一回くらい俺に回ってきても良いような気がしてるんだけどこれが持たざるものの宿命だろうか。実質?優勝ということで次回からはミドルで出る気でいるけどまた表彰台が遠くなっちまう。
自分がヒーローズに初めて参加したときのことを思い出して今回初参加していた方に珍しくも自分から声をかけてしまった。大体のスポーツは平均以上にはこなしてきたつもりの自分がスポーツの名を冠するものでまさかビリッケツになるとは当時全く考えてすらいなかったけど、今考えれば練習一ヶ月しかしてないくせによくあんなに自信タップリだったもんだ。まぁそれはいいや。とにかく自分も昔はビリだったけどへこたれずに今じゃなんとかココらへんまではこれたんだから大丈夫的なことを言いたかったんだと思う。

ガチクラスについて

今回から新設されたガチクラス。へっ、俺は養分になる気はねー…って見てる分には超面白いじゃねえか、出れば良かったあああ!!と思ったりもしたけどこの面白さははたして正しい面白さなのかっていう判断にはまだ苦しむところがある。なんというか『明らかにやっちゃいけないことを思いっきりやってしまっている面白さ』みたいな。単純にもうちょい広いコースなら普通に面白いのかもしれないけど、モトビでやるにはちょっと参加をためらうくらいには危険な香りがする。自分がもう少し上手けりゃいいんだけど、絡み方とかわかんないしもうちょい様子見かなー。