蹴飛ばされて 転がってく 空き缶とかわらない毎日

2020年モデルのKX450にスイッチするという選択

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タイトルからするとまだ迷っているような口ぶりだが、10月5日に注文し翌日に振り込みも済ませているのでこれは確定事項である。カワサキの受注はもう終わっているのでは?という話だったけどもう一回あるらしくて納車されるのは11月末~12月初旬になりそうだ。
KX250との差額は20万円、税込みとは言えついに公道走れないバイクに100万円オーバーの出費だ。でも考えてみたらさ、今年KX250のモデルチェンジで話題になった箇所って大体2019年モデルのKX450に盛り込まれてるじゃん。そいでもっておまけのセル付き、油圧クラッチ(マグラより良いと聞いた)、SHOWAのAキット同構造のフロントサスとかを鑑みると妥当な差額では?仮に2020KX250にセルと油圧クラッチがついていたら90万くらいにはなっていたんじゃと考えるとむしろお得まであるのでは?去年のSHOOTOUTでも評判良かったし。っていうのが表向きな理由。
『気がついたらなんとなくで次も250を選ぼうとしてる自分に嫌気が差した』というのが本当のところである。モトクロッサーに乗るというかなり高いハードルを既に越えてるのにその最高峰マシンに触れずにいていいのか?この間CRF450Rをちょっと乗った時、初めてモトクロッサーに乗ったときのようなワクワク感があった、昔は恐怖しかなかったのに。KXを乗り継いで3台目となる2018KX250Fは間違いなく今までで一番上達を味わえたしレースのリザルトも出たしで不満はまったくない(ただしサスはリバルビング前提)。ただなんとなく閉塞感だけがあった。モトクロッサーを新調したときはいつも「これが最後のマシンかもなぁ」って思うけど、事ここに至っても全然満足していなくてまだ新しい景色が見られるんじゃないかと今は待ち遠しくてたまらない。
「そもそもオメー450乗りこなせんのか?」という話もあるけど、アジャスト出来ずに痛い目を見たり、泣きながらすぐ手放すことになったとしてもそれはただの結果であって、俺の意思とは関係のない話だ。まだ確定していない未来に怯えて自分のやりたいことを曲げるなんて、極論モトクロスをやる意味も無い。こんなの誰が見たって怪我のリスク高すぎるし金だってかかるし世の中探せばもっと安全で楽しくてお金のかからない趣味だってあるだろう。2015年に喘息した時は引き返す良いタイミングだったはず、でももう一回勝負するんだと小さいコースでリハビリしてレースに復帰してやっていくうちに客観的に見て過去の自分からは想像もつかない位置にいるはずというか最近「ピヨピヨだった君がねぇ・・・いや速くなったよ」って言われたりもした。誰に引きずり込まれたわけじゃない、自分の意思でここまで来たんだからもう少し向こう側を覗いてみたいじゃないか。
関係ない話だがKX450に乗り換えるという情報はまだ一人(SNSとかやってない人)にしか教えていない。本当は言いたくてしょうがないけど我慢してるんだ。

血気盛んな若者について

俺を潰すと公言している、しかも俺は通過点らしくもっと先に倒すべき相手がいるらしい。自分も同じことをやってきた(公言はしていないけど)ので気持ちはよく分かる。ただ先輩として一つ助言するなら最初の相手はもっと枯れたライダーにすべきだった。なんていったって俺もまだ成長途上だからさ、最初に教えることが『自分が速くなっても相手が同じだけ速くなったら差は縮まらないという絶望感』になってしまわないかと心配だよ僕は。軽井沢でちょっと殺れそうだと踏んだのだろうが最近2回ほど同じコースで練習した感じだと温さがある。パスしたあとに追いかけて来ないもんな。俺は実力差があっても毎回必死に追いかけてたよ。とはいえまだ20代前半で時間はたっぷりあるから自分のペースでやるといいよと言いたいところだけど俺にはそこまで時間が無いんだなこれが。気づいたら相手が衰えてたり引退してたなんてことはザラにあるから倒したい相手がいるなら見敵必殺くらいの勢いでやるのがいいんじゃないかと思う。