蹴飛ばされて 転がってく 空き缶とかわらない毎日

HERO'S for Adult R-3 モトクロスヴィレッジ レースレポート

ジュニアクラスの台数は7台、もうどこかで見たメンツばかりなので軽くライダー紹介すら出来たりする。

#9 CRF250R

一番実力が拮抗していて走りが噛み合いすぎる相手、どのくらい噛み合うかと言うと帰り道に立ち寄ったコンビニで隣の駐車場になるくらい。前回も両HEATのベストラップが0.2秒以内での分け合いで去年の408でも順位を分け合っている。

#55 YZ250F

前回のMX408ではコースに不慣れな感じがしたけど、単純な速さという点では間違いなく抜けていてミスが出なければ今回も優勝候補。

#109 KX250F

関東戦を戦うライダー。柔らかなスタンディングと派手なジャンプはいかにも身体能力抜群ですって感じで俺はいつも嫉妬している。

#133 CRF450R

前にモトビで一緒に練習した時は余裕で遊ばれて相手にならなかった。パドックで足元に敷いたダンボールにFF15のパッケージが印刷されていたことを何故か覚えている。あととにかくスタートが強くていつも前に飛び出しているイメージがある。

#242 KX250F

取り立てて書くこともないライダー。

#514 KX250F

ミドルクラスの予選をおかしい速さでぶっちぎって昇格してきた刺客。恐怖しかない。あと動画ガチ勢かもしれない。

#728 CRF250R

最近よく一緒に練習しているライダー。俺より確実に速いがその割にレースでは弱気らしく過去のレースレポートでもいじられているが俺に対してはそんなことないと思う。


俺はこんな感じで皆の事をあれこれレース前に考えるんだけど客観的にキモい。でもストーリーっていうのが必要だと思うんですよ。自転車レースの漫画は勝ちを描くのが難しいからどうしても敵の回想シーンが必要になるってどっかで聞いた気がするけどそんな感じだと思う。

HEAT1


予選でスタート大失敗をこいた。というのも5秒キッカリでゲートが落ちたからなのだが、他のクラスのスタートを観察した結果、バラバラなタイミングで落ちてる訳ではなく毎回5秒で落ちているっぽいことが判明。それを重々わかった上でのスタートなんだけどなんかこれ俺のタイミングじゃねえなぁって感じがした。飛び出したのは#133と#514、それを追って3番手で1コーナーへ突入。「これ1月のショートゲームズでやったやつだ!アウトから一気にいくぜ!」と思ったらインを開けすぎたのがまずく#728が飛び込んできた。ついでに#55も横から来た!5番手で数周こなしたあと#514を1コーナーアウト側に行ったのを見てインを突こうとしたらさらにそのインから#109が刺して来た。あれっ順位落としただけじゃねえか!それにしてもライン取りが自由自在みたいな感じで走るよなぁって見とれている場合ではない。次のラップの1コーナーで#514がインを塞ぎに来たのを見計らって今度はアウトからオーバーテイクで前を追う・・・と言いたいところだがじりじり離されて俺はもう息が上がってだめだと思ったら転倒者がいてポジションアップ、しかし後ろからは間違いなく#9がぴったりくっついてきていて逃げることも出来ない。楽をするために3コーナーをアウトから行っていたが、これはラスト1周で相手が勝負に来るタイミングをここだけに限定させるための撒き餌である。当然最後はコーナーをしっかり締めて順位キープの走りでなんとか4位フィニッシュ。ベストラップは58.6秒でクラスで下から2番目。まぁ練習通りのタイムだけどなぜかタレタレのヘロヘロで走ったと思っていたラストラップに記録されている・・・でトップは#55で55.6秒!?速すぎる!

HEAT2


フープスでフロントが引っかかる気がしたので少し柔く。飛び出したのはまた#133と俺で今度はいける!と思ったらコーナー直前で#728がにょきって生えてきた。3番手で始まったがS字上りで#55に、フープス前のS字で#109にあっさりかわされる。ていうか鼻先をちらっと見せられたくらいでオタついてラインを無様に空けてしまった自分がダメすぎる!またこのままじりじりと差をつけられるかと思いきやトップ集団のペースが予想していたより上がらない。というかHEAT1よりは若干乗れている感じがする。特にフープスは良いところにフロントが落とせているおかげでかなりスムーズにいけている。速くなったかは置いておいて腕へのダメージが軽減できているのがありがたい。トップの#55がちょっと逃げていて2番手争いが#133、#728、#109で激しい感じ。2~3秒ほど遅れて自分。なんとか前の3台に追いつきたいところだが・・・っというところで#109が1コーナーで転倒。そのあと#728も1コーナーで転倒。あれっ3位かこれ。しかし前はここにきてペースアップした感じがして流石に追いつけない。順位キープの安全な走りに切り替えて3位フィニッシュ。ベストラップはHEAT1と同じ58.6秒、しかもまたヘロヘロ走った気がするラストラップに記録されている。なぜだ・・・。というかそこそこ乗れていた気がするのにこれで57秒台が出てないことが若干ショックだ。

総評

58.6秒というタイムはミドルクラスのHEAT1上位にも負けているタイムだが、これがHEAT2となると負けないタイムになる。というのもどのクラスでもHEAT2のベストラップは1秒程度遅くなっているからだ(散水直後のエキスパートが最も影響を受ける)。両HEATとも同じタイムでしかも同じラストラップに出るベスト・・・。息を切らして必死に走った気がした他のラップは一体なんだったのか。というかどこか根本的にこのコースの走り方を間違えているのか!?これもう一回HEAT1のコンディションで走ったら57秒出るんじゃないのか!?と少し混乱している。少し痛めている右腕の経過次第だけど来週から練習場所をまたmoto-x981に移そうと思っている・・・が、弱点を確かめて置きたい気もするし迷うところ。ダメなところは分かっていて、3コーナーのイン側とその後S字からの立ち上がりがいくらなんでも遅すぎる。スプロケットをロングに振ったがモトビでは明らかに悪影響が出ているような。前の週に練習した時はあんまり気にならなかったけどレースとなると如実に分かってしまった。チェーンも伸びてきたしついでにもう一枚買ってしまおうかな。
結果は4/3で総合3位。これで去年からジュニアクラスのレースで4戦連続3位である。そしてその全てが参加台数のせいで入賞対象外でもある。ミス無く走るのもそりゃ大事だけどタイムも奮っていないのでもう少し攻めていく姿勢で行きたい。#55や#109なんかは走りが派手で後ろから追ってて楽しいもんな。

今回いろいろゼッケン指しで書いたけど失礼だったりしないだろうか。『競う相手が居る』っていうことは当たり前の事ではないと肝に銘じているつもりだ。今回前回と久しぶりに記事を書くついでに過去の自分の記事を読んだら結構コメントがついてるのに微妙な対応をしていて冷や汗が出る。