蹴飛ばされて 転がってく 空き缶とかわらない毎日

HERO'S for Adult R-2 モトクロスヴィレッジ

PURE TECHさんちでサスペンションのモディファイ後の最初のライドがヒーロ―ズの練習走行となった。コースは超凍っててあんまり感触を確かめられなかったんだけど、コンディションの良かったフープスで思ったのは「なんかちょっとしたギャップのある所を走ってるみたい」ってコト。今まではリアがドカドカドカ!ってな具合でそれはそれでいかにもフープス走ってるって感じがして楽しかったんだけど、全体的に衝撃がサスに喰われて前に進んでいく感じがする。試しに飛ぶ距離を前後させてみたりしたけど、今のスピードだとタイヤがどこに落ちても破綻する気配があんまりない。以前はちょっとタイミング外すとうぎゃーあぶねーってなることがあったのに。

HEAT1

スタートは4番手くらいだったけど、3コーナーでアウトを行って前を塞がれる。これ何回目だよ!?「いや、今日こそはアウトのほうが速い」みたいに思ってたけど勘違いでした。イマイチノッてこないまま一人旅になりかけたところで後ろから伊集院忍選手がきた。いくらでもパスできそうな所はあったはずだが執拗に後ろから責められ続けているとなんか前が見えてきた。前を追っかけるより後ろをケアするほうがタイム的には良いんだろうか?もうちょっとあれば追いつけそうだったけどここで終わりで7位。

HEAT2

前日友人が見に来ると言っていたけど一向に来る気配が無いなと思っていたらギリギリのところで来た。よっしゃ一発いいところ見せてやるぜと思ったらスタートでエンストこいて再始動するまでに1.7周くらい差を付けられて終了―――。まぁ兆候はあったんですけどね。グリッドに並んだ時に「ちょっと足付くところが掘れてるなぁ」と思ったんだけど並び直すまでもないかと放置した結果、スタート時にうまく前傾できずにフロントアップ、びびってアクセル戻してエンストという流れだが、これは本来グリッドに並んでいるはずの時間に現れた友人が全部悪いことにする。必死こいて走ってたらやっと今のバイクのバランスが見えてきた。転倒者を含め数台をパスするがこっからさらに1周差とかキツすぎるだろ!あとトップ集団にもう一回ラップされなくてよかった。ていうかかなり良い感じじゃない?最初からこんな風に走ってたら…っていうのは思ったけどしゃーない。12位。

総評

ちゅうわけで13台中11位で惨敗です。サスいじったのに!友達見に来てたのに!

んで、サスのモディファイはどうなのよ?って話

今回KX250Fをソフトスプリング化&初期の入りを良くしたんだけど一番効果があったのは「腕が疲れなくなった」。バイク乗るの久しぶりでレース終わったあとならそれだけで腕に多少なりとも疲れが溜まってても良いんだけど、レース後の練習走行時間、開始から終了まで15分?20分は無かったと思うけど、ほぼ全力で走りきれるくらい腕が疲れない。普段の練習走行の頃には腕に力が入らなくてヘロヘロなのに。そういやハンドルもリジッド化してたんだっけって忘れるくらいだった。サスが変わった事によって何が変わったかと言うと『前後バランスが良くなった』んじゃないかなぁとおぼろげに感じている。以前はフロントが何かに弾かれるのが嫌でリア荷重が強いせいでハンドルにしがみつく形で腕に負担がかかってたんだけど、フロントはもう放っておいても勝手に路面に追従してくれるのでスタンディングの時にちょうどいい所に乗れている。そのおかげか今回のモトビだと最後のテーブルから1コーナーに向かう所で壁めがけて走っても全然怖くない。ちゅーかこんなにスムーズに壁当て出来たの初めてじゃない?あとはフープスのあとの左コーナー、今までは強引に壁にぶつけて曲げるか、スピードかなり殺してインを回るかしか出来なかったのに、真ん中の轍にフロント突っ込むだけで簡単に曲がれてしまう。手前のフープスが前より速くなったのでちょっとオーバースピードかな?って時でもアンダーが出ずに曲がれてしまう、この時に倒しこみの角度とスピードのバランスがドンピシャで「おおお今めっちゃ良いフォームになってる!」って思ったんだけど確認のしようがないのが残念。こんな感じで走るのが楽しすぎて気づいたら練習走行が終わってしまったんだけど、練習走行終了後知り合いから「どうしちゃったの?」「なんか速かったけど」って言われたので、「おい皆集めろ、今からHEAT3やんぞ」って気分になった。正直最初タラタラ走ってるうちは「あんま変わらねーな」と思ったけど、こっちからちゃんとアプローチしてやればバイクから今までよりフィードバックを感じることが出来るので試したいことがいくらでも出てくる。この感覚をつかんだのがレース後の練習走行というのが悔しい。もう一回くらいモトビでやりたいけど次はMX408なんだよなー。
話が吹っ飛んだけど、腕が疲れなくなっただけでもサスに手を入れた価値はあったと思う。今まで体力の限界が来るより先に腕がやられてたので、単純に練習可能時間の延長と、腕が疲れてヘロヘロの状態で走る時間が減少することによって練習の質の改善が見込める。っていうかもっと早くやりゃ良かった。今までの練習をこのサスで出来てたら今頃もっと上手くなってたような気さえするってのは甘えた話だろうか。今のところネガティブなところがあんまり見えないけど荒れた直線とかジャンプとか408のフープスとかどんな感じになるんだろ。ああああああああまだ月曜日かよ早く週末になんないかなーーーーー。