河川敷デビュー 〜モトクロス6日目〜

今日はMX408がキッズSXで使えないのでgoogleマップでそれっぽいところを探していたら家から15分くらいのところにコースらしき場所を発見、近くまで行ってみると軽トラに乗ったバイクやトランポらしき車を数台発見、ビンゴだ。とりあえずいちばん近くにいたおやっさんに挨拶。管理者らしき人を紹介されたので挨拶＆話を伺う。本来自分はローカルルールとか身内でのしきたりとかいうのは苦手なんだけど、なんてことはない、ゴミを捨てるなとか無茶苦茶するなとか常識の範疇のことだ（たまーに守らない人もいるみたいだが）。
準備を終えてコースへ降りると、最初に挨拶したおやっさんに呼ばれ「じゃあ最初の一週目は様子見で5週ね」ってなんか練習プログラム組まれてる？というわけでサイティングラップ。ストレートから高速コーナー、ジャンプ・・・走ってみると昨日の雨のせいでマディや水溜りが結構ある。バンクはあるけど飛び出したら川に転落するコーナーもあった。とりあえず5週を終えると結構疲れてるし腕もあがりかけてる。ここでまたおやっさんに姿勢とかのアドバイスをもらった。次は前からやってみたかった8の字だ。ひたすら回り続けて何分経ったろう、リアが段々滑るようになってきてついにコケたところで一旦休憩。これ上の土手から丸見えだからコケたら結構恥ずかしい。ここでまたおやっさんの指導が入る。「8の字でも直線ではスタンディング、曲がる前に体と膝の向きをかえてからシッティング＆コーナリング姿勢に入るほうがいい」とのこと。午後になってコースに戻ったとき、言われたことを試してみるとあらびっくり、凄い自然に尻がシートの角に来るじゃないですか。バイクの角度のわりには姿勢も安定しているので、いままでビビッていた高速コーナーも「どらっしゃあああ」って感じで突っ込めるうえ、せまいコーナーでも旋回半径を小さくして曲がれる。うれしい反面、「俺は、俺はこんなことも知らずに5回も乗っていたのかああああ！？」と悔しい気持ちでいっぱいになった。
最初は5週でヒーヒー言っていたけど慣れとテンションアップというのは怖いもので、セットを追うごとに無意識に週回数が増えてきた。そのうちストレートで全開中にハンドルが振られ始めたのでさすがにヤバいと思い、また8の字に移行。今回はスピードを一切意識せず、スタンディングから体の向きだけを変える→シッティング＆コーナリングをひたすらゆっくりやってみた。午前にやった8の字とは明らかに違う。さっきよりバイクを倒しているのに安定感はずっと上だ。それにフォームも雑誌や映像で見るようなカッコいいフォームにちょろっと近づいたかも？って気がする。いままでもそういうフォームになるよう意識はしていたけど動作の本質を知っているのと知らないのとではこんなにも違うのかと驚きを隠せなかった。こうなるとただの8の字なのにもう面白くてしょうがなくなってくる。ひたすら回り続け「右回りのときに旋回半径が広がるなぁ」と思いムキになったところでコケる。あたりを見渡すと誰もコースにおらず、皆引き上げ準備を始めている。おやっさんも上から「おーい、もう終わりー」と言ったのでそそくさと引き上げることにした。は、恥ずかしい。
いままでずっと時間制限付で走っていたので、好きなだけ走っていいとなると止め所が難しい。それにしても「今の俺なら、先週までの俺を軽くぶっちぎれる」と今までで一番上達を実感できた一日だった。「他人にあーだこーだ言われたくない」っていう独学も悪くないと思うけど、ちょっとしたアドバイスでこんなに変わるんなら耳を傾けるのもまた悪くないと思う。なにより上手くなっていく時が一番楽しいんだから。

河川敷感想

ちょっとスコップ買ってくる。やっぱコース使うんなら自分も補修手伝わなきゃって思う。
ガチで走りに来てる人もいれば河川敷に遊びに来ていて、その延長上にバイクって人もいる。新参の自分が言っていいものかわからないけど、たとえゆっくりでも乗るんならフル装備とまでは言わずとも軍手くらいはしたほうが良いんじゃないかと思う。自分が8の字の練習をしたところも一見平らだけど、拳大の石もあれば硬い草も生えてるし、コケたときに手をついたところに…って考えただけでも怖い。「怪我と弁当は自分持ち」っていうけどちょっとしたとこでケガなんかしたらつまらないし、もったいない。